石見の人

森鷗外の本名は「森 林太郎」である。

これは有名な話だし、以前から知ってはいた。
しかし、さっきたまたまこの名前が字になっているところの前にいて、とっくりとこの字を眺めた・・・

「森 林太郎」。

木が多い。

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長州ファイブ・学研まんが「日本の伝記・長州ファイブ」と中公新書「明治の技術官僚」

「長州ファイブ」関連書の検索で引っ掛かってきたのが学研まんが「長州ファイブ」
そして、ずーっと「長州ファイブ」に興味だけは持っていたわたしが、書店で特集されていたのを見掛けてより読むべし読むべしと思い続け、今回やっと読んだ本が中公新書「明治の技術官僚」です。
映画、マンガに続けてこの二冊を読みました。
(映画、マンガについては前記事があります。)

「明治の技術官僚」の方は、副題が「近代日本をつくった長州五傑」。帯にも有名な長州ファイブの写真が載っていて、長州ファイブの関連書だと一目瞭然でした。

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長州ファイブ・映画「長州ファイブ」とマンガ「長州ファイブ」

教科書で読んだ記憶があります、「長州ファイブ」
ずっと気になりながら気にしているままだったのですが、
ある休日、ふと決意(?)して、映画「長州ファイブ」をネットで観てみました。

そのあとすぐ、この映画のコミカライズという位置づけの、
マンガ「長州ファイブ(全二巻)」を読みましたのでそれらについて少し。

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福岡市美術館のコレクション展 2020.2

「大浮世絵展」を堪能したあと、特別企画展のチケットに付属している券でコレクション展も見てきました。所蔵品展ですね。今までの感じだと「常設展示」みたいなものでしょうが、最近はその美術館のコレクションを、テーマに応じて期間展示してらっしゃるところが多いように思います。え?もともとそう?(寡聞ですみません。)

以前は収蔵品の展示というと、展示スペースが狭かったり展示量がやや少なめだったりというイメージでしたが、さすがリニューアルしただけあって、新しい市美術館のコレクション展示は大充実でした!

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鈴木春信展を観てきました

 

夏休みにかかったので出遅れたかな、と思いましたが、朝一だったせいなのか浮世絵だからか、子供さんはほぼ全くいませんでした。夏休みらしい混み具合でもなし、穏やかな人出でした。それなりに盛況ではありましたが、開館と同時に入ったからでしょう、ゆったり観ることができました。

鈴木春信
名前は知っていたし、各種告知に載っていた絵にも大変見覚えがあったのですが、浮世絵に関する本を持っているわりには積読にしているので、知識はそれほどありません。予習もせずに素の状態でしたが、大変楽しく過ごしました。
行ってよかった。
春信ファンになったようです。続きを読む →

初文楽!の話。どうして今まで観なかったんだろう。

ずっと多少気にしてはいたのです、文楽というものを。福岡市に住んでいれば、文楽を観る機会というのは確かに限られていると思います。

大阪には国立文楽劇場があるようですし、東京でも公演はありそうですね。地方ではどうなのかなあ。とはいえ九州には「清和文楽」というものがあり、「清和文楽館」もちゃんとあるのですが。

清和文楽館サイト

それも含めて今まで全くゼロではなかったはずの文楽を観る機会。それを今までなんとなく見過ごし続けていたのですが、この度やっと、公演に行って参りました。続きを読む →

ヘンな日本美術史

 Photo by (c)Tomo.Yun
Photo by (c)Tomo.Yun

「日本建築集中講義」から転がってきましたのがこちら、山口画伯の「ヘンな日本美術史」
期待たがわずたいっへん楽しかったです。
まずはさらりと目次のご紹介。

・第一章 「日本の古い絵」 絵と絵師の幸せな関係
・第二章 「こけつまろびつの画聖誕生」 雪舟の冒険
・第三章 「絵の空間に入り込む」 洛中洛外図
・第四章 「日本のヘンな絵」 デッサンなんかクソくらえ
・第五章 「やがてかなしき明治画壇」 美術史なんかクソくらえ続きを読む →

森鴎外著「西周伝」が面白い。

障子
photo by pakutaso.com

来年上演予定の新作脚本を書くため、資料に当たっておりますが、なかなか膨大です(笑)。

この頃はそのうちのひとつ、「西周伝」を読みかけております。
幕末から明治にかけての洋学者「西周(にし あまね)」について、親戚筋に当たる森鴎外が書いたものです。
西周の資料を探していて、鴎外の名前がいきなり出た時はちょっと驚きました。

そしてこのたび、全集に入っているこれを読み始めたのですが、まず最初はあまりの読みにくさにさっさと挫折しかけました(笑)。だいたい、最近読んでる資料の類いは読みやすいとは言えないものですが、これはレベルが違いましたよ(笑)。

でもまあ、いつものことですが、なんとか粘っていれば読めるようにはなってきます。
そもそも伝記の冒頭というのは読みにくいもので、続きを読む →